ザ・パイプマン PART 1


写真撮影:虎子屋

やあ諸君!
お初にお目にかかる

我が パイプマンだ

諸君等人間とは少々外見が異なるが
諸君等同様様々なポーズを取る事が
出来るのだ

これからそれを、お見せしよう

おっと忘れていた
我のからだはパイプで出来ている
それも諸君等が言うところの
水道管というやつだ

およそドールには
使えそうのない材料だが
まぎれも無く我の体は
それで出来ているのだ

創造主の気まぐれというやつだろうか

しかし、諸君等も同様ではないか
ある聖典によれば
人間は土くれで作られたそうだ




先行者が行く

少々
話が堅くなってしまったようだ
立ち話もなんだ
こちらに来てくれたまえ

横からみた感想はどうだろう
スリムに見えるかね?

我の体は骨格のみ
余分な筋肉など無いのだ
あんな物は我にとっては
無駄以外の何者でも無い

何 誰かににているだと?
そういえば創造主も言っておられた

海の向こうのチャイナでは
「先行者」
と呼ばれる者がいるという

しかしそれは他人の空似だろう
我は

中華キャノンは
搭載していないぞ


写真撮影:虎子屋


写真撮影:虎子屋

キメ〜 ポーズ

あらためて自己紹介しよう
我が パイプマン だ

大型ドールの内骨格として生み出された
耐久性と操作性を追求し到達した
究極の骨格である

どうだ
このポーズ 決まっているだろう

何?
足がダサくて手がパイプむき出しだと
まあなんだ、このフレームはまだ
試作段階という事だ

それに関節部で取り外しが可能で
後から改良パーツが交換出来るのだ
つまりだ

我は常に進化し続けられる
という事だ
どうだ スグレモノだろう






ツイスト〜

我が創造主によると
「死刑」のポーズというらしい
その昔 「がきデカ」という漫画で
主人公がとったポーズだそうな

我には良くわからんが
これだけは言える

まぬけ なポーズだ

しかしただまぬけなだけでは無く
骨格にとって高度なパフォーマンスが
要求されるポーズでもある

それは腰のひねりが入っていることだ
これはなかなかに高度な技なのだぞ

さらに、右足に体重をかけている事も
注目してくれ
爪先立ちの左足は体重がかかって無く
バランスを取っているだけなのだ

さらに高度な技を 披露しよう




写真撮影:虎子屋


写真撮影:虎子屋

ローキ〜ック

この絶妙のバランスをみてくれ

右足を前に蹴り出しつつ
状態を軽く後ろに反らし
全体重を左足にかけるのだ

どうだ高度な技だろう

体全体を支える足首の強度
足首関節の保持力

賞賛に値すると思うだろう
遠慮はいらんぞ
さあ褒めよ称えよ

何?
大したことは無いと!?

言うではないか ハッハッハッ

では これはどうだ!!







ハイキ〜ック

さらに足を高く上げる
高度な技だ!!

右足を頭の上の位置に上げ
それに合わせ体を少し前に倒す
ローキック同様に
全体重を左足にかけるのだ

これが我の究極の立ち技だ
キックにはまだ様々な型があるが
それはまたの機会にな

何!
実は出来ないんだろうだと?
無礼なやつだ

まあよい

我も大人だ 人間ではないがな
今回は大目に見てやろう

荒業はまだまだ続くぞ





写真撮影:虎子屋


写真撮影:虎子屋

三点倒立〜ぅ

逆立ちというやつだ

本来は腕だけで支えるのだが
我にはまだ手の平が無い
腕だけで支えるのは不可能だ

腕力には自信があるのだが
諸君にお見せできないのが
心苦しい

まだ我を疑うのか
・・・

まあ良い
我も大人だ・・・ 以下略













開脚 三点倒立〜ぅ

逆立ちをして足を開く

我だからこそ出来る荒業だ
これも腕だけで支えたいところだが
今は出来ない

重ね重ね残念だ

しかし 見よ!!

この安定感
まっすぐ伸びた足
伸ばした背筋
どれをとっても
超一級ではないか!?

遠慮はいらんぞ
さあ 褒めよ称えよ

パート2に続くぞ
刮目して待て






写真撮影:虎子屋

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